2025年2月24日月曜日

freeコマンドの使い方のご紹介

freeコマンドとは?

freeコマンドは、システムのメモリ使用状況を表示するためのコマンドです。実行すると、RAMやスワップ領域の使用状況が一覧表示されます。

freeコマンドの基本的な使い方

ターミナルで以下のコマンドを入力すると、メモリの使用状況が表示されます。

free

実行結果の例:

total used free shared buff/cache available Mem: 8000000 4000000 2000000 500000 2000000 3500000 Swap: 2000000 0 2000000

各項目の説明:

  • total: システム全体のメモリ量
  • used: 使用中のメモリ量
  • free: 空きメモリ量
  • shared: 共有メモリ量
  • buff/cache: バッファ・キャッシュに使われているメモリ量
  • available: 新しく割り当て可能なメモリ量

freeコマンドのオプション

freeコマンドにはさまざまなオプションがあり、用途に応じて便利に使い分けられます。

-h: 人間が読みやすい形式で表示

メモリ使用状況をGBやMBなどの単位で表示するには、-hオプションを使用します。

free -h

実行結果の例:

total used free shared buff/cache available Mem: 8.0G 4.0G 2.0G 500M 2.0G 3.5G Swap: 2.0G 0 2.0G

-m: MB単位で表示

MB単位で表示するには、-mオプションを使用します。

free -m

-g: GB単位で表示

GB単位で表示するには、-gオプションを使用します。

free -g

-s: 指定した間隔で情報を更新

リアルタイムでメモリ使用状況を監視する場合、-sオプションを使用します。例えば、5秒ごとに更新するには次のようにします。

free -s 5

freeコマンドの活用例

現在の空きメモリを確認

単純に空きメモリを知りたい場合は、以下のコマンドを実行します。

free -h | grep Mem

スワップ領域の使用状況を確認

スワップの使用状況を知りたい場合は、以下のようにします。

free -h | grep Swap

freeコマンドと/proc/meminfoの違い

freeコマンドはシンプルにメモリ情報を表示しますが、より詳細な情報を得るには/proc/meminfoを参照する方法もあります。

cat /proc/meminfo

このコマンドを実行すると、システムのメモリに関する詳細な統計情報が表示されます。

6. まとめ

freeコマンドを使うことで、システムのメモリ使用状況を簡単に把握できます。特に-hオプションを使うことで、分かりやすい形でメモリ状況を確認できるのでおすすめです。

また、リアルタイム監視には-sオプションを活用し、より詳細な情報が必要な場合は/proc/meminfoを参照することで、より深くシステムを理解できます。

Linuxを快適に使うために、ぜひfreeコマンドを活用してみてください!

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