はじめに
Linuxの運用中にシステムを再起動したい場面は多々あります。例えば、カーネルの更新後やシステムの動作が不安定になった場合などです。本記事では、Linuxのrebootコマンドの基本的な使い方を解説します。
rebootコマンドとは?
rebootコマンドは、Linuxシステムを再起動するためのコマンドです。通常、管理者権限(root権限)で実行する必要があります。
基本的な使い方
シンプルにシステムを再起動する場合は、以下のコマンドを実行します。
このコマンドを実行すると、システムが即座に再起動されます。ただし、現在のユーザーがroot権限を持っていない場合は、sudoを付ける必要があります。
オプションの活用
-f (強制再起動)
通常のrebootコマンドは適切なシャットダウン処理を行ってから再起動しますが、-fオプションを付けると、強制的に再起動を実行します。
この方法は、システムがフリーズして通常のrebootが効かない場合に有効です。
--halt (シャットダウンのみ)
システムを再起動せずにシャットダウンのみ行いたい場合は、--haltオプションを使います。
shutdownコマンドとの違い
Linuxにはshutdownコマンドもあります。shutdownコマンドのほうが柔軟なスケジュール設定が可能で、以下のように時間を指定して再起動することができます。
このコマンドは、10分後にシステムを再起動します。
まとめ
rebootコマンドは、Linuxの再起動を手軽に行うための便利なコマンドです。基本の使い方を押さえつつ、オプションを適宜活用することで、より柔軟な再起動管理が可能になります。