2025年3月30日日曜日

historyコマンドの使い方のご紹介

historyコマンドとは

Linuxのhistoryコマンドは、過去に実行したコマンドの履歴を表示するためのコマンドです。ターミナルでの作業を効率化するのに役立ちます。

基本的な使い方

コマンド履歴を表示する

単純に履歴を表示するには、以下のコマンドを実行します。

history

このコマンドを実行すると、過去に入力したコマンドが番号付きで一覧表示されます。

特定の数の履歴を表示する

直近の10件の履歴を表示したい場合は、以下のように実行します。

history 10

履歴を活用する

特定のコマンドを再実行する

履歴に表示される番号を使って、そのコマンドを再実行できます。例えば、履歴番号が100のコマンドを実行するには以下のように入力します。

!100

直前のコマンドを繰り返す

直前に実行したコマンドをもう一度実行するには、以下のコマンドを使います。

!!

特定のキーワードを含む最新のコマンドを再実行

例えば、以前実行した「ls」コマンドを再実行するには、次のように入力します。

!ls

履歴の管理

履歴を削除する

履歴をすべてクリアするには、以下のコマンドを使用します。

history -c

特定の履歴を削除する

特定の履歴のみ削除したい場合は、以下のように実行します。(例:履歴番号100を削除)

history -d 100

履歴の保存と設定

履歴の保存場所

通常、履歴は「~/.bash_history」というファイルに保存されます。

履歴の最大保存数を変更する

環境変数「HISTSIZE」を設定することで、履歴の保存件数を変更できます。例えば、1000件に設定するには以下のようにします。

export HISTSIZE=1000

まとめ

historyコマンドを活用することで、過去の作業履歴を効率的に管理し、作業の繰り返しを減らすことができます。適切に履歴を管理し、効率的なLinux操作を目指しましょう。

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